日本代表予選敗退にみる時間軸と、多様性の未来。

(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は24日、第13日を迎え、C組の日本は最終戦でコロンビアに1―4で敗れて1次リーグでの敗退が決まった。 

CNN.co.jp : 日本、1次リーグ敗退 コロンビアに1―4 ギリシャは決勝Tへ (2014年6月25日)

 

 

負けました。実力と運によって予選リーグを突破する可能性もあった日本の第3戦となるコロンビアとの戦い。2010年南アフリカ大会からの4年間で海外チームでの活躍は定石となり、「日本史上、最強のチーム」と言われて望んだ本大会。ホイッスルと共に選手やサポーターがうなだれるシーンには後味の悪さも残る。

 

 

早速、次期監督は誰だ?この3試合だけの考察ではなく、過去4年の戦歴や育成方法の再検証が必要だ!などと、今敗戦を教訓に据えた議論が盛り上がり始めた。ドーハの悲劇から4年後のフランス大会、日韓大会、ドイツ大会、南アフリカ大会、そして、ブラジル大会と、5大会連続出場を果たした日本代表ではあるが、それから既に16年の歳月が流れたことになる。

 

ふと、我に帰ると、その時間軸に「自分はどんな歩みを果たしたのか?」という疑問が湧き、ベクトルを過去に巻き戻し、回想している自分がいた。(誰かを揶揄できる程の時間を歩んでは来ていない・・・)

 

 

16年前(1998年)とは、「長野オリンピック・郵便番号7桁・夏の甲子園松坂大輔夜空ノムコウショムニ・だっちゅーの」そんなキーワードが連ねる時代。もちろん、LGBTという言葉すら聞いたこともなく、多様性云々に関心を持ったこともない。人は、時間の中に埋没している無意識の経験値を糧にして、次へ次へと歩みを進めている。

 

グラミー・ノミニーズ 1998

グラミー・ノミニーズ 1998

 

 

FIFAワールドカップは、涙と汗、そして、夢や希望とともに、2018年ロシア大会へと受け継がれていく。国内LGBTに目を向けると、2020年東京オリンピックというタームを迎えることになる。オリンピックは、2014年ソチ大会でも明らかなように、LGBTはひとつの人権問題、そして、政治的争点となる性質を帯びた。ソチ五輪、オバマ大統領は開会式に不参加:なぜ? | THE NEW CLASSIC [ニュークラシック] (2014年1月1日)

 

 

これから4年、そして6年先にどんなドラマが展開され、その時までに何を行うことができたのかが自動的に問われることになる。この16年間を振り返った時、自己実現欲求を満たせたとは言えない僕が、偉そうなことは語れないものの、今をどう生きていくのかが、ひとつの目標ラインを過ぎた時の反省や後悔を緩和するのは事実だ。同性婚、法的な対等性、企業によるCSR活性化とサスティナビリティの追求を含めたマーケティングターゲットの本格化など、市場や政治に寄与しやすい事象が多々ある以上、グローバル・スタンダードに追随するような国内の動きには、開かれた可能性を感じざるを得ない。(16年という時間軸をヒントにカルチャーや、その認知の変遷については別の機会に取り上げてみたい。)

 

 

 

レジャーシート S 60×90cm ポケモン 日本代表 VS1

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